2017年3月25日土曜日

フライト
珍しく余裕を持って空港に到着。9時すぎの保安検査場・出国審査は意外と空いていて快適。関空-フランクフルトは、珍しくジャンボジェット。足元も広くて快適。なんと今回も隣が空席。最近、(長距離フライトで)隣に人が座ってきた記憶がない。俺は何か「隣に座らせないオーラ」でも発しているのだろうか。フライト中に見たマイコーの「This is it」が良かった。一流のアーティストの周りには一流のアーティストが集まるってのを地で行ってるのが伝わってきて凄まじかった。一流の研究をしたい。

ドレスデン着

ドレスデンには18時に到着、宿舎には19時半ごろ着。宿舎きれー。夕飯・買い物を済ませた。夕飯はImbiss Curry 24のカリーブルスト。辛さ5にしたら辛すぎてツラかった。

早野先生最終講義の動画を見た
そういえば、最近Twitterで話題になっていた、東大の早野龍五先生の最終講義の動画を見た。これが非常に面白かった。前半はご自身の研究のお話(μSR・重イオン衝突・エキゾチック原子(核)の研究)で、後半は福島に関する研究のお話。
最終講義ってのは、(普段はあまり聞けない)先生の物理への姿勢や心意気みたいな部分が聞けるので、基本的に好きなのだが、早野先生のは特に面白かった。211枚スライドがあったそうだが、それを感じさせない滑らかなプレゼンテーション。原子核関係の話は、当然面白かったのだが(μSRが最初の出世作とは知らなかった)、福島の話も、早野さんがこれほど研究されているとは(恥ずかしながら)知らず、大変勉強になったし面白かった。
個人的には、放射線への人体の影響は、(当然人体実験が出来ないため)あまりにデータが少なくて、どれほどまで科学的に取り組めるのだろう、という点には懐疑的だった(広島のデータを外挿して使っているみたいな話を田崎さんの本で読んだ時には驚いた)。しかし、早野さんの研究は(話を聞いた限りでは)、信用できるデータをキッチリ科学的に調べる、という雰囲気で(甚だ僭越ではあるが)信用できるものに感じられた。何より、3.11直後に採られたWBC(Whole Body Counter)のデータがあまりに酷かった、という出発点がとても明瞭に示され、原子核実験のプロが参入すべき状況だったんだな、ということが感じられた。こういう学際連携というのもあり得るのだな。さらに、それを査読付き論文にまとめてバンバン公開している(子供の線量を図るためのBaby Scanの作成:子供、自然放射線しか出て無いことを精密に確認、福島の高校生との共同研究 : 世界と福島で外部被ばく差がない、避難していない地域で70年過ごした時の線量:問題ないレベルらしい)。凄まじい。
当然、最終講義であるから、先生の研究への”心意気”みたいな話も垣間見られて面白かった。引用しておくと、「アマチュアの心で、プロの仕事を、楽しそうにやる」、「・人がやっていない(やらないだろう)けれど ・僕ならできる(だろうと思える) ・プライオリティを総合的に判断 ・俯瞰的なこと ・英文査読付き論文を書く ・結果を多くの人に知ってもらう」。なるほど。早野さんの著作「知ろうとすること」読んでみようかな。

2017年3月24日金曜日

出張直前のドタバタ
明日から2週間ほど、ドレスデンへ出張。この会議(Dynamical Probeとか、ソソるタイトルだよなぁ...)と、この会議(Cond-Matが幅広く、中身見ると面白そう)に出る。それの前にやっておかねばならない雑務がたくさんあった。ヒー。

夕飯
おくだ。先輩と同期と後輩と4人で。この4人で物理の話していると凄く楽しい。あー楽しい。超伝導おもしろい。

先輩と議論
最近考えている話や読んでいる論文について先輩に議論、というか教わる。少し解決の糸口が見えかける。没になるシナリオかもしれないけど。先輩は4月から東京なので、学生同士夜な夜な議論するのはこれが最後だった(まぁ、議論の機会は今後もあるだろうけど)。M1の頃から、幾度となく議論に付き合ってもらって、たくさんのことを教わった。いつも教わってばかりで情けないと思っていたが、最後までその想いは拭えなかった。先輩と自分を照らし合わせると、自分に足りないものが見えてくる(当然、自分にしか無いものもあるわけではあるが、先輩は「自分が欲しいけど持っていないもの」を色々と持っている)。別に誰かになろうとする必要はないし、むしろ、それだけではいけない。でも時には、それに突き動かされるのも良いことかもしれない。日々の行動を反省する。先を見据えて、やるべきことを一歩ずつ進めねばならない。気が引き締まる。

2017年3月23日木曜日

同期とごはん
いつもよくメシに行く同期2人(基研・光物性)と一緒にきっちんゴリラへ。やはり、最高に美味しい。物理の話から他愛ない話まで、落ち着く。そして、帰りがけに同期もう1人(量子光学)が追加されてダベる。最近自分が考えている研究の話をさせてもらう。基本的にストレートに楽しさが伝わったとは思うけど、曖昧な箇所も見えてくる。話すのは大事よのう... 最後は日頃思っていること(光物性・冷却原子・統計物理はもっと交流すべきだ!!)をぶちまける形に。冷却原子でも何か良い実験を提案したいものだ。せっかく京都にいるんだし。

居室の片付け
新入生が来る前にある程度片付けないと、ということでお片付け。ある程度マシになったはず。しかし、一部未整理資料は、ダンボールにぶち込んだので、追々整理せんとな。

論文と格闘
Affleckパイセンの論文と格闘中。慣れない論文は難しい。

2017年3月22日水曜日

ボスと議論
今日は先輩と一緒にボスからBethe AnsatzでHubbard模型とかAnderson模型を解く方法の”心”を教わる(出来るようになったわけではないが気持ちは分かったかも)。やはりボスがバリバリ業績を残している分野だけあって非常に分かりやすい説明だった。先輩はすぐ使う話に行けそうで羨ましいが、私も使える機会があればいいなぁ... 自分の最近やろうとしている研究の話もする。心折れかけていたが、やはりAffleck先生の先行研究を追うべきだな、と実感。諦めてはいけない。

同期飲み
研究室同期のうち2人が東京に行ってしまうので、別れを惜しんで最後の同期飲み。下世話な話から真面目な話まで、非常に話の合う、大人な同期だったなーとしみじみ。また東京行ったら飲みたいな。なお、残る同期の1人と共同研究したいなぁと盛り上がるなど。実現したい。

2017年3月21日火曜日


起きられない、よくない

数値計算
ジョブが投げられない状態が続いていたので、Kondo論文のためのジョブ投げをするなど。色々設定がうまく出来ていなかった所が改善した。

送別会
今年出ていく先輩方を送り出す飲み会(2回目)。やはり、いまのD3には大変お世話になったので、非常に寂しい。しかし、来年は(うちの指導教官の学生としては)自分が最高学年だし、みんなを引っ張って行かないとあかんと決意を新たにするなど。

2017年3月20日月曜日

ゆっくり
APSから帰国した疲れなのか、体が動かない。1回休み。

(APS期間中の日記も書きかけのままだし、なんとかせねば)

2017年3月12日日曜日

アメリカへフライト
伊丹空港に朝着くには、かなり早めに出ねばならず、早朝に出発。直前になってコンタクトが見つからなかったり、荷物入れるカバンを変えたりして、ドタバタ。荷造りは前日に終わらせておくべき(自明) 成田-ヒューストンは相変わらずラッキーで隣が空席(経験上、空席になることが多い) フライト中は、APSスライドの用意と某研究の計算(引力の時の某有効ハミルトニアンの導出) アメリカにつくと、入国審査で長蛇の列。結局、乗り継ぎは逃してしまい、1時間後の便に。アメリカ入国時は時間に余裕を見ないといけない(教訓)。ヒューストン-ニューオーリンズは、宇田川さんが隣でビックリ。

ニューオーリンズ観光
軽くフレンチクオーターを散策。路上パフォーマンスがあちこちで行われていて、いい感じだった。ジャズの演奏や、ヴァイオリンの演奏。バーボンストリートでは、あちこちのライブハウスから演奏が聞こえてくる。一部エリアが臭くてツラかった。あと、有名な某カフェで”ベニエ”(ドーナッツ)食べました。1800年代から変わらない味らしい。ビックリ。

ホテル着
即爆睡。夜に発表練習。英語で時間が決まっているのは未経験なので、4回以上通した。